2025年12月16日より、新しい片頭痛治療薬 ナルティークOD錠 が発売されました。
ナルティークOD錠とは
ナルティークOD錠は、CGRP受容体拮抗薬(ゲパント系)と呼ばれる新しいタイプの片頭痛治療薬です。
片頭痛発作時の急性期治療として使用できるだけでなく、 定期的に内服することで片頭痛予防にも使用できるという特徴があります。
1つの薬で「発作時の治療」と「予防治療」の両方に対応できる点は、 従来の片頭痛治療にはなかった新しい選択肢です。
このような方に選択肢となる可能性があります
- トリプタン製剤の効果が十分でなかった方
- 心臓や血管の病気などの理由で、トリプタン製剤の使用が難しい方
- 発作時の吐き気・嘔吐が強く、服薬がつらい方
ナルティークOD錠は血管収縮作用を持たないため、 これまで治療選択が限られていた患者さんにとって、新たな治療の可能性があります。
また、口腔内崩壊錠(OD錠)のため、水なしで服用でき、 片頭痛発作時でも服薬しやすい剤形です。
処方に関する重要なお知らせ
① 予防目的で使用する場合
本剤は新薬のため、発売後1年間は制度上の制限があり、 1回の処方につき最大14日分までとなっています。
② 急性期治療として使用する場合
1処方あたりの処方可能回数(1回1錠・何回分まで)については、 現時点では審査機関の運用方針が明確に定まっていません。
このため当面の間、当院では1処方あたり最大7回分までとして対応いたします。
今後、制度や運用が明確になり次第、対応を見直す可能性があります。
薬価について
薬価は 1錠あたり 2,923.20円 です。
当院では、有効性だけでなく、費用面や制度上の制限についても十分にご説明したうえで、 治療方針を一緒に検討いたします。
ご相談ください
ナルティークOD錠の適応については、片頭痛の発作頻度・重症度、 これまでの治療効果、併存疾患、併用薬などを総合的に評価したうえで判断します。
ご興味のある方は、診察時にお気軽にご相談ください。


